ゆうなちゃんの1歳誕生日


ゆうなちゃん1歳になりました!お父さんお母さんの「おいでおいで〜♪」のかけ声に上手にあんよしましたね。みんなでたくさん遊んでスタジオには楽しい笑い声が響きました。

ゆうなちゃんの家族写真

お腹がすいたのでお気に入りの卵ボーロでのんびり一休み。たくさんの「おいしい顔」も見せてくれましたね。お父さんお母さんもゆうなちゃんの元気な姿を見てとても嬉しそうでした。1歳のお誕生日おめでとうございます♪ また一緒に遊びましょうね。

1歳記念のゆうなちゃん

フォトスタジオ石井の「仕上げ」

今日はフォトスタジオ石井の写真の「仕上げ」についてお話をしてみたいと思います。最近の写真館はデジタル撮影が主流となっていますので、修整等の仕上げ作業をきちんとしているスタジオにとっては記念写真の仕上げ作業は昔では考えられない様な精度でできるようになりました。でも本来、ニキビを消すとかは修整作業の一部に過ぎないんですね。それよりも写真の修整には「肌目を整える」という大事な要素があるのです。肌目を整えることを「卵修整」と私は習いました。卵の殻はサラサラした「肌目」がありながらとても滑らかで明暗のつながりも実に柔和です。昔は天眼鏡を使ってネガにレタッチしていました。慣れてくるとネガの層まで3Dみたいに見えてくるんですよ。また、肌目は人によって千差万別ですので写真ごと、ネガごとに筆圧を調整しながら写真修整の度合いを決めていくのですね。度合いが過ぎますと現実ではあり得ないヌメッとした質感になってしまったり、写真に「修整の目」という痕が出てしまったり、自然な写真の描写から遠ざかってしまいます。私は写真の修整をしたか、しないか分からない感じだけど実はきちんと目が通されているさりげない仕上げが好きです。デジタルデータを扱うようになりましても道具が天眼鏡からモニターに置き換わっただけ、要所を押さえた自然な修整はアナログの修整技術とシンクロします。デジタル写真の時代になって誰でも手軽に写真を楽しめる様になりましたが、利便性や多ショット撮影の代償として品質が下がるような写真の仕上げは石井写真館では行っておりません。1枚1枚の写真にきちんと向き合い細部にこだわる仕事を続けていければと思っています。それはお客様が気付かない本当に些細なことだったりすることも多々あります。でも細かなこと、見えないところにきちんとした仕事をする、そういうことを積み重ねることで綺麗な記念写真が仕上がると信じています。祖父が創業した石井写真館は今年で75年になります。「おじいちゃん、僕はちゃんとやっているからね」と胸をはれる仕事がしたいといつも思っています。

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