おすすめの百日写真は丁寧な仕上げが人気


こんにちは!3月になって札幌は寒さが少し緩んできたように感じます。さて今日は百日写真の「仕上げ」についてです。フィルム時代の話しにもふれてみました♫

百日写真、今はデジタル。昔は?

私が写真を写し始めた頃はアナログの時代だったんですよね。百日写真の撮影もフィルムを使っていましたので赤ちゃんの撮影シーンごとにフィルムやカメラを変えたりいろいろ工夫が必要でした。念には念をいれて撮影をしていましたが、今のようにリアルタイムに液晶で見ることなどできませんので、現像が仕上がるまでは心配で寝られないこともたくさんあったんですよね。

写真プリントの作業も1枚1枚「手焼き」をしていました。ボクはモノクロの写真が大好きで、オリエンタルやイルフォードの写真ペーパーには特に思い入れがあります。一日中暗室にこもってプリントに没頭したりはしょっちゅうでした。カラーネガの修整は慣れてくるとのネガの色層が3Dの様に見えるようになるんですよ。超ミクロの世界なんです!懐かしいですね〜。

ネガの修整ってなに?

フィルムの現像が仕上がるとネガを修整する工程に移るんですけど、シャープペンシルの先端を#2000くらいの紙やすりで研いで針の様にするんです。ネガ専用のニスを薄く塗って(これがまたコツがいるんです)、そのネガをライトボックスで透過して百日の赤ちゃんの乳児湿疹や家族写真のお顔の修整をしていくんです。ブローニーサイズのフィルムだと全身写真の顔の大きさはネガ上では1cmにも満たないので天眼鏡を使いながら修整するんですけれど、本当に難しくて最初の3年間くらいはずっと練習の日々でした。任せてもらえないんですよね。悔しかったですね〜。

百日の赤ちゃんは肌がキレイだから修整はいらないんじゃないの?

いいえ、それはちょっと違うんですね。昔からとことんネガ修整に向き合ったボクから見ると、百日くらいの赤ちゃんの肌こそ修整が必要なんですね。赤ちゃんのお肌を近くでよーく見てみて下さい。肌色と赤色の細かな色ムラ、乳児湿疹、かき傷、乾燥部分、かぶれ、よだれ、鼻水などどこかに絶対あるはずです。フォトスタジオ石井の百日写真はすごくキレイと嬉しいお言葉を頂くことがたくさんあるのですが、仕上がりの品質はたぶんそのような細部に意識をもって撮影をして、丁寧に仕上げているからだと思います。

百日写真の修整はライティングでごまかせないの?

はい、基本的にはごまかせません(笑)百日写真に限らず、写真というものには「階調表現」というものがあります。1番明るい部分を「ハイエストライト」、1番暗い部分を「ディーペストシャドー」と言うのですが、それらのつながりで写真というものは構成されているのです。柔らかい写真はその明暗のつながり、再現性が豊かで柔和である証しです。逆に明るい部分が白く飛んでしまっている写真や暗い部分が黒く潰れてしまっている写真は見た目にもあまりキレイな印象は受けないと思いますし、プリントする際もプロラボさんでさえ手こずるようなネガやデーターだったりします。このように階調表現はライティング(自然光もライティングの一つ)でほとんど決まってしまう感じです。修整箇所をライティングでごまかすとすれば、写真にとって大切な階調を明側で飛ばすか、暗側で潰す感じになるんじゃないかな。表現にもよりますけどそれってどうなんだろう。やっぱり赤ちゃんはふんわりと柔らかい描写の百日写真を残してあげたいんですよね。

撮り比べることがなかなか出来ない百日写真だからこそ!

百日写真の記念写真はスタジオ毎に撮り比べることはなかなかできませんよね。パパママにとっては撮影のお日にちを決めて、スタジオに予約をして、赤ちゃんのコンディションを気にかけて、時にはおじいちゃん、おばあちゃんも同行されて、家族にとって赤ちゃんの百日写真を撮影することは一大イベントですものね。期待やどきどき感をお持ちになりながらの百日写真。子供のために自分たちの未来へのメッセージとしてキレイでおしゃれな記念写真をきちんと残したいというのがパパママの願いのはずです。その期待にきちんと正直に応えるのがプロの仕事だと私は思っています。

百日写真の作業風景

ぼかしてあるご覧に入れられない部分は創業80年石井写真館の企業秘密でございます。ご容赦下さいませ(笑)

販売データーも綺麗な仕上げで人気です

おすすめの販売データーも一枚一枚丁寧に仕上げをしています。丁寧に作り込んでいますので本当にキレイでおすすめですよ(^^)デジタル時代になっても石井写真館の記念写真への向き合い方、写真作りの本質は変わりません。アナログ時代の経験や技術が役に立っているなぁと実感することがたくさんあります。今日は薄曇り。窓からの明かりが柔らかい一日でした。晴れの日も、曇りの日も、朝も夜も夕方も、スタジオ撮影もロケーションフォトも、フォトスタジオ石井では様々な「光」をよんで撮影をしています。お子様やご家族の雰囲気に合わせて楽しい撮影をさせて頂き、丁寧な仕上げをして最高の百日写真をお届けしたいです。

そらくんの百日写真、心を込めて

今日はそらくんの百日のお祝いでした。ベビードレスとお洋服と裸の写真を撮影させて頂きました♪ スタジオには大きな大きな窓があります。ボクが大好きな単焦点レンズを用いて、柔らかな自然光でかわいい百日写真をいっぱい撮影させて頂きました♪

そらくんの裸の100日写真

柔らかくて、ふんわり、かわいいですね~♪

そらくんの家族写真

ずっと見ていたくなるような百日記念の家族写真

そらくんのベビードレスの100日写真

シンプルにすっきりと柔らかく…♪

お洋服の百日写真も、家族写真も、そらくんは、声を出して笑って、いっぱい、いっぱいニコニコしてくれましたね。おじいちゃん、おばあちゃんの優しい笑顔も印象的でした。パパママもとっても嬉しそうでした。スタジオはみんながハッピーで、温かくて優しい空気でいっぱいでした。百日写真は未来の自分へのメッセージです。素敵な写真は時を経るごとに自分の歩んで来た道のりをそっと教えてくれますね。百日記念おめでとうございます。ご来店ありがとうございました!


フォトスタジオ石井
札幌市北区屯田8条2丁目9-19(水・木定休日)
水曜日と木曜日は受付業務(電話受付、ご注文など)はお休みですが、ご予約のお客様の撮影は通常どおりさせて頂いておりますのでぜひご予約下さいね♪
電話 011-776-1070 営業時間(10:00〜18:00)
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