パパとママのための写真撮影講座(第3回)


■速いシャッタースピード

こんにちはカメラマンのKです。秋の運動会シーズンも一息ついたころでしょうか。今日は「被写体が速い動き」の場合どう撮るかを考えてみました。動きの中で被写体を的確に捉えるためには「距離」と「速いシャッタースピード」が必要です。「距離」というのは被写体とカメラの距離です。近くで速く動くものは目視でもなかなか捕捉しづらいものです。ですから、速く動くものを写す時は離れて写した方が取りやすいのです。でも距離が離れているのにワイド系のレンズでは迫力のある写真は撮りづらいですよね。そこで望遠レンズを使うことになります。基本は「離れる」「望遠を使う」「速いシャッタースピードで写す」この3点です。オリンピックやサッカーなどを見ているとプレスが遠くから大きな望遠でバババとやっていますね。まさにあれです。また速いシャッタースピードを切るには充分な光量が必要になります。その為にフィルムやデジカメの感度設定を高くしたり、レンズを明るいレンズにします。しかし、一般的に高感度の撮影は画質が落ちます。ザラザラしたり明暗比が極端に付いたりします。それに明るいレンズはとても高価です。相反するジレンマがあるわけですが、最近のデジカメは高感度でも高画質で写るような開発が徐々に進んできていて、暗いレンズでもそこそこ写るようになってきています。相変わらず200mm以上で2.8クラスのレンズは高額です。これは仕方ありません。お子様の運動会や室内競技の撮影で「なんかぶれているなぁ」と思ったらシャッタースピードを意識してみて下さい。1/250位で写せれば大体いい線いくはずです。

今年もセキレイがお庭に子育てに来てくれました。

diary1014