こんにちは!札幌もようやく夏らしい日が続くようになってきましたね。今日は、先日ふらりと立ち寄った母校のお話をしてみようと思います。
子供の頃のボクは通っていた小学校の学校開放で剣道を習っていました。だから夜の小学校の雰囲気は今でもよく覚えています。
先日、所用で出かけた時に母校の小学校前を通りました。衝動的に「そうだ!思い出の場所で写真を撮ってみよう♫」と思い、車を停めカメラを取り出しました。僕が覚えている小学校の夜景を写真にしてみたくなったんです。写真を撮影していると様々な思い出が蘇ってきました。
写真を撮影しながら思い出すこと
写真を見て懐かしむというのはあるけれど、自分の記憶にある風景の写真を撮りながら、昔はこうだったなぁと懐かしむことができるのも写真の魅力かなとボクは思うんです。
ボクは小学1年生の時から雨の日も風の日も雪の日も剣道の稽古は休まず通いました。この歩道橋も懐かしい思い出です。友達の笑顔を思い出します。こうやって自分が小さな頃の視点と視野に立って思い出の場所の写真を撮影してみると、昔の記憶が蘇ってきてとても楽しいです。
写真にするとわかる「変わらないもの 変わっていくもの」
創成川沿いの石狩街道は今は川の両岸を車が往来していますけど、昔は北に向かう車線だけでした。写真にある川の右側は土手みたいになっていて、友達と釣りをした事も覚えています。トンギョ(トミヨ)がよく釣れました。べっち、うた、まーちゃん、友達の名前もどんどん思い出してきます。校歌もちゃんと覚えているよ。「石狩の広野を望む さやかなる北斗を仰ぐ…」みんなで歌ったよ。写真の左側が校庭。この写真では雰囲気はあまり変わっていない様に思います。あっ、そういえばそろそろ夏祭りかな?今年はまた行ってみようかな?
お母さんと入学式の記念写真を撮ったんだ
僕の学校生活はこの玄関から始まりました。昔は木の下駄箱に簡素なスノコの玄関でした。学期末にはスノコを持ち上げてみんなで掃除をしました。今はとても綺麗になっていました。この玄関の前で母と入学式の記念写真を撮った事を思い出しました。
父も母も共働きでボクはずっと鍵っ子でした。でも両親はいっぱい僕のことを見てくれました。6つ離れた姉はご飯を作ってくれたり、たくさん遊んでくれました。友達もボクといっぱい仲良くしてくれました。ボクは周りの人がニコニコ笑ってくれるのが大好きでした。
そんなことをね、思い出しながら写真を写すのが好きなんです。
写真は心で写すもの 写真は心で見るもの
写真は時を経るごとにその価値が高まっていきます。当時を物語る大切な写真。昔のままが残っている懐かしい写真は素敵です。
でも逆に、昔を思い出しながら写真を撮影をしてみると、変わらないものと変わってしまったもの、自分の気持ちの変化にも気付くことがたくさんあります。
・何でもない歩道橋の写真
・どうということはない夜景の写真
・小学校の玄関のふつうの写真
知らない人には気にも止まらない普通の写真です。でも皆さんにもきっとあるはずです。大切な思い出の場所や懐かしい人。
昔の日常は、昔の何でもない日々は、 全て今の自分の一部になっていると思うんです。写真は心を込めて写すもの。撮影者の気持ち、写っている人の気持ち、「心」が見える写真は優しくて大好きです。本当に大切なことはきっと「かたち」や「体裁」じゃないのだとボクは思います。皆さんの思い出に彩りを添えることができるように、心を込めて写真を紡いでいこうと思っています。